アジア開発銀行が大洋州に対する支援を倍増、五カ年計画(2016~2020) (2016/12/1 The Povertist)
関連ワード : 国際協力
アジア開発銀行(ADB)が2016-20年の5年間で、大洋州地域14ヶ国に対して25億ドル(2,500億円)の有償・無償資金協力を計画している。これは、過去5年間の支援額に対する2倍以上の水準となる。
大洋州の島嶼等は孤島という立地の影響で、サービス共有に関する高いコストとビジネスの難しさという二重苦に悩まされてきた。ADBの今回の中期戦略は、こうした大洋州特有の開発課題に正面から取り組むことを目標としている。また、経済、財政、気候変動、民間セクター支援などの分野へも包括的に支援を行うことで持続可能な開発を促す。
なお、具体的には、各国の戦略に基づいて事業が形成される見込み。
参照元:ADB increases grants to Pacific
-
Author: Ippei Tsuruga
The Povertist編集長。国際協力機構(JICA)を経て、国際労働機関(ILO)社会保障政策担当官。開発途上国の貧困問題と貧困層向け社会政策のスペシャリスト。
- 関連記事
- カンボジアの地方分権化をアジア開発銀行が支援
- バングラデシュは雇用創出へ経済成長率8%を持続させる必要がある
- バングラデシュでIT専門家の養成プロジェクト、アジア開発銀行がICT拡充へ支援
- カザフスタンの交通インフラ整備をアジア開発銀行が支援
- モルディブで港湾整備・拡張、アジア開発銀行が無償資金協力
関連ワード : 国際協力