バルセロナ市、Airbnbなどの民泊仲介に約7,200万円の罰金 (2016/11/26 Airstair)
スペインのバルセロナ市は24日、宿泊プラットフォームのAirbnbと米Expedia傘下のHomeAwayに約7,200万円(60万ユーロ)の罰金を科すべく訴訟手続きを開始したとINDEPENDENTなどのメディアが伝えた。
2012年に定められた地方自治体の観光法に基づき、カタルーニャ州において旅行者へ宿泊施設の貸し出しを行う場合はカタルーニャの観光事業者登録(RTC)を行い、許可を得なければならない。
しかし、それでも違法な民泊施設は数多く存在していたことから、同市はこれまで違法な宿泊施設の対する取り締まりを強化。居住者に対しては、周りの住居が旅行者へ違法に貸し出されている疑いがある場合、通報するように促す手紙を送付。
2016年夏からはカタルーニャの観光事業者登録(RTC)に登録されていない旅行者向け宿泊施設に対する罰金の最高額を、6万ユーロから60万ユーロへと10倍に引き上げていた。
これらの厳しい取り締まりにもかかわらず、許可を得ていない宿泊施設はAirbnbで3,812件、HomeAwayで1,744件に上っており問題となっていた。
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