JICAがナイジェリアの電力事業完工、太陽光発電システムを無償供与 (2016/9/27 The Povertist)
地元紙によれば、太陽光発電(ソーラーパワー)システムの引渡しが国際協力機構(JICA)とナイジェリア政府の間で完了した。
日本政府のこれまでのプレスリリースと照合すれば、2012年5月15日に署名された、環境・気候変動対策無償資金協力「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」の成果引渡しだと思われる。
同事業は、太陽光発電システムの整備に必要な資金(9.8億円)を供与し,ナイジェリア政府が推進する再生可能エネルギーの導入を支援するもの。
同事業による効果は、発電量1,496MWH、年31.5百万ナイラの節減が見込まれる。
・Japanese Govt donates solar power worth $9.7m to Nigeria
・ナイジェリアに対する環境・気候変動対策無償資金協力「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」に関する書簡の交換
-
Author: Ippei Tsuruga
The Povertist編集長。国際協力機構(JICA)を経て、国際労働機関(ILO)社会保障政策担当官。開発途上国の貧困問題と貧困層向け社会政策のスペシャリスト。
- 関連記事
- ナイジェリア・ラゴス州でJICAが10億ドルの都市鉄道事業を準備
- TICAD VI閣僚級準備会合がガンビアで開催!市民社会・NGOの取組みを追う!
- セネガルのユニバーサル・ヘルス・カバレッジへ円借款84億円供与へ
- 途上国の災害緊急援助をAmazonで注文・配送したらどうなるか?
- アフリカに子供の貧困が蔓延する日、2030年に世界は貧困を撲滅できるのか?