電解水素水によりメロンの収量と糖度が上昇 日本トリムの「還元野菜整水器」 (2016/7/17 農業メディア「Agri Food(アグリフード)」)
整水器メーカーの日本トリムは、電解水素水を使用してメロンを栽培することで、収穫量、糖度が向上することを確認した。
同社は2015年よりメロン栽培において日本トリム製農業用整水器(還元野菜整水器)を試験導入した。昨年度は、琵琶湖水を使った通常栽培に比べ、電解水素水で栽培したメロンの収穫量およびサイズが130%向上した。糖度は草津メロンの特秀規定糖度である14.6度を大きく上回る18度前後のメロンが収穫できた。今年も同じ条件で栽培して再現性が確認できたという。
メロンの品種は「タカミ」で、ハウス栽培。3月19・26日に定植して、6月24日~7月3日にかけて収穫をした。電解水素水は葉面に散布している。今まではメロン1本の木に3個取りだったところ、収穫個数を増やすため17年度は試験的に約200本で4個取りを試みる予定。
日本トリムでは、11年に整水器から生成した水素を含んだアルカリ性の電解水素水を青ネギに使用したところ、収穫量・品質が上がったことを確認。そのメカニズム解明のため、高知大学と電解水素水の農業への応用について共同研究を進めている。
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