国土交通省が初のドローン配送実験を実施へ、徳島県 （2016/2/22 DRONE BORG）
国土交通省は2016年2月19日、ドローンで生活必需品などを配送する実証実験を徳島県那賀町で実施すると発表しました。
国土交通省がドローンを利用した貨物輸送実験を行うのは今回が初めてのことで、過疎地向けのドローン配送サービスの実現を目指すとしています。今回の実験はMIKAWAYA21株式会社と共同で行うもので、機体はブルーイノベーション株式会社が開発した8軸ローターのマルチコプターを利用します。最大航行時間は20分、最大積載重量は約6キログラムとなります。
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実験が行われるのは2月24日（水）午前9時30分～10時30分で、500メートルの距離を荷物を搭載したドローンが飛行する予定です。今回の実験は、運搬時に貨物に与える衝撃度を計測するほか、地区住民約190戸への意識調査をはじめ、事業化に向けた課題の洗い出しを行い、必要な措置の検討や関係者の役割分担等の整理を進めることが目的です。
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実験では貨物を搭載したドローンが速度3m/s、高度50メートル程度を飛行し、フライト数は1往復の2回となります。離着陸時のみ手動操作とし、飛行は自動航行を予定しています。配送時の衝撃を確認するために生卵を積んで飛行させる計画です。
加賀町は「県版地方再生特区」第一号に選定されており、ドローンを活用した地域活性を目指しているため、実証実験の場に選ばれました。
