【参議院議員選挙2019】
参院選2019政策ピックアップ-一人ひとりと向き合う政治へ、公約に音声版も・立憲民主党 (2019/7/12 政治山)
現在行われている参議院選挙において、各党はそれぞれ、公約や政策、マニフェストを訴えています。ここでは、その中でも特色ある政策をご紹介します。
今回の参院選において立憲民主党は、障がい当事者やLGBT当事者、働く者など当事者性と専門性の高い候補者を擁立しました。そして5つの公約の1つに「多様性ビジョン 個人の可能性が芽吹く社会へ」と掲げ、「多様性は、社会の創造性と活力の源泉です。平成の間に価値観やライフスタイルの多様化が進みましたが、政治はその変化に追いついていません。出自やジェンダー、LGBTQ(性的指向・性自認)、障がいなどによる差別を許さず、誰もが個人として尊重される「共生社会」を目指します」としています。
また、もう1つには「参加民主主義ビジョン 透明性の高い「まっとうな政治」へ」と掲げ、「民意が多様化・複雑化した現在の社会に対応するためには、一人ひとりの現実に真正面から向き合う政治が必要です。参加民主主義を促進することで、多様な声を受けとめるための仕組みをつくります」としており、党として「多様性」に重点を置いていることがうかがえます。
さらに同党の参院選特集ページからは、公約の音声版ファイルをダウンロードできるようになっており、候補者擁立だけでなく情報発信のあり方も多様性に配慮されています。選挙公報のテキストデータでの提出を可能とするなどの制度改正は行われている最中ですが、選挙公報の音声データ化はまだほとんどの地域で実現していません。
当事者の声は、一人ひとりの有権者にどのように届くのでしょうか。参院選の投票日は7月21日です。
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