東京都議会議員選挙2017
都民ファーストの会圧勝、自民党は歴史的大敗 (2017/7/3 政治山)
任期満了に伴う東京都議会議員選挙(定数127、42選挙区)は2日投開票が行われ、3日未明にすべての議席が確定しました。
その結果、小池都知事が代表を務める都民ファーストの会(以下、都ファ)が49議席を獲得し、協力体制を組む公明の23議席と併せて過半数を大きく上回りました。一方、小池氏の就任以降、知事と対立してきた自民は過去最低となる23議席に半減、歴史的な大敗となりました。この結果、都議会第一党は都ファとなり、公明と自民が並んで第二党となりました。
また、都ファと自民の対決による埋没が懸念されていた共産は19議席と前回の躍進から2議席伸ばし、生活者ネットと維新は1議席を確保しました。選挙前に候補者が大量離党した民進は5議席と改選前の18から大きく議席を減らしました。無所属の当選者は6人でいずれも都ファの推薦を受けており、小池氏は全員の追加公認を発表しています。
当選者127人の平均年齢は49.3歳で、年代別の人数は20代5人、30代22人、40代35人、50代36人、60代28人、70代1人です。最年少は都ファ新人の成清梨沙子氏(墨田区選挙区)の27歳、最年長は自民現職の高橋信博氏(小平市選挙区)の70歳でした。また、女性の当選者は36人(都ファ17、共産13、公明3、自民1、ネット1、無所属1)です。
当日の有権者数は1,108万1,157人で、全選挙区の平均投票率は前回(2013年:43.5%)から7.78ポイント上回る51.28%でした。
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