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佐賀市長選2013:篠塚周城氏インタビュー (2013/10/11 政治山)

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 若者の政治参加、投票意識を高めようと活動している学生グループ「さがCOLOR」代表の岡島貴弘さん(佐賀大学経済学部2年)が、13日告示、20日投開票の佐賀市長選に立候補を表明している4人に、出馬の動機やビジョンを聞きました。政治山では、若者の直球質問に答える4人のインタビューを掲載します。今回は元県議会議長で新人の篠塚周城氏です。

■プロフィール:篠塚周城(しのづか ひろき)1949年佐賀市西与賀町生まれ、63歳。専修大学商学部卒。佐賀県議会議員を7期勤め、県議会議長を歴任。前佐賀県農業・農村振興議員連盟会長、前県議会難病対策推進議員連盟会長、佐賀県日中友好協会会長など。facebookページ

関連情報: 佐賀市長選挙(10月13日告示、20日投開票)

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インタビューに答える篠塚周城氏

インタビューに答える篠塚周城氏

――なぜ佐賀市長を目指されるのですか

 元気な佐賀市をつくっていきたいということです。佐賀市を発信し、全国でももっと存在感を示していきたいということから、市長選に立候補する決意をしたということです。

――今の市政の発信ではもの足りませんか。

 発信力は弱いんじゃないかと思っています。自分が先頭に立って佐賀を売り込んでいきたいという風に思っています。

――公開討論会でも「トップセールス」という言葉を使って、市長自らアピールをしていかないといけない、とおっしゃっていますね。具体的にはどういう動きをされていくお考えですか。

 佐賀には農産物でも製造物でも商工業の製品でも、お菓子でも、誇れるものが様々にありますよね。これらを私が先頭に立って、商品の取り扱いの現場に出向き「どうぞ佐賀の製品をよろしく」と売り込んでいきたいということです。

――売り込みを行政がやる、というと、どのようにやるのか、まだイメージできないでいます。例えば他県の行政にも売り込んでいくということですか。

 さまざまなやり方があると思うんですが、佐賀と取引をしている百貨店や市場に出向いて「佐賀にはこんな製品もありますよ」と売り込む。「佐賀フェア」のようなこともやらないといけないでしょうね。まずは佐賀の品物を取引していただいているところに、それぞれの生産者や団体は取引の場所に行っていますが、首長として、行政としても訪問することが大事だと思っています。私は県議の時代にも佐賀の商品を取り扱っている農産物の市場、有明のノリの取引現場などを訪問したことがありました。市長になってもそういうことをやっていきたいですね。

――ネット世代の我々からすると、アピールの方法はフェイスブックなどもあります。その展開で有名な武雄市はネット通販でも話題を集めました。こうした売り込み方法も取り入れますか。

 もちろん、今のトレンドで、ネットやITを使った発信もしていかなければならないと思います。しかしまずは自らお取引をしている方に会って売り込みをし、ネットを使った発信もしないといけない。両方大事だと思います。

――ということは篠塚さん自ら動かれるとともに、武雄市のネット通販の佐賀市版のような企画もいずれは考えるということですか。

 まずは私自らが「トップセールス」で行動していくということからですね。その次の段階としてネットも当然活用していかなければと思います。両方大事だと思うんですけどね。「佐賀の◯◯」だと、商品を認識してもらうことです。目標は。

――いまの秀島市長で佐賀市は安定してきたから、残り4年も現職で政策を完成させてほしいという声を佐賀市の先輩から聞くこともあります。市長選に出るということは、現在までの流れから何かを変えることでもあると思うが、何を変革したいと思われているのでしょうか。

 ひとつがやはり先ほどから言っているように「トップセールス」。佐賀市というのを後ろに背負って、色んな人とどんどん会っていくということですね。そのことがひいては話題として取り上げられていくだろうということ。それからもう一つはやっぱり、市民の役に立つ市役所をつくっていきたいということですね。窓口などに高齢者の方が来て迷っておられたら、サッと職員が気付いて手続きを手伝ってあげると。今でも気をつかってやられている部分ではあると思いますが、時々やはり「役所は何か難しか」などの声も聞くものですから、「今日は市役所に行ったけど気持ちよく対応してもらった」と言ってもらえるようなサービスを提供したいですね。

――それはどうすれば実現するとお思いでしょうか。

 それはひとりひとりがそういう認識を持っていくことでしょうね。

――私が思うに、いろんな組織でなかなか上の人の思いが伝わらない、共通認識で動いていくのが難しいという問題もあると思うんです。特に市長という仕事は、市役所の「経営」のような要素もあるのではないかと思っています。どうやって市職員のモチベーションを上げていかれますか。

 基本はやっぱりそれぞれの立場にいる人が「市民(を大事にする)」ということ常に思って仕事をやっていけばいいのではないでしょうか。そこにはトップが縦の筋をピシッと流してあげることも大事でしょう。まずは市役所を窓口として市民のさまざまな要望を受け止める。そこでできることもあるだろうし、できないこともあるでしょう。それらをきちんと説明して市民に返していく、という行政であればいいと思う。

――県内首長を見ていると自分も「首長は面白そうだな」と思います。しかし首長がもし独断的になると市民の意見が必ずしも反映されているわけではない状態になる、ということも知り合いの議員から聞きました。篠塚さんはどのような政策運営を心がけていくおつもりですか。

 首長は予算の執行権があります。しかし自治体は二元代表制(※自治体の代表者を首長、議員と別々の選挙で選ぶ仕組み)ですから、首長がこうしたい、と打ち出したことに対して議会がチェックする機能があります。つまり議会でノーと言われたらその提案は通らないわけですから、提案をしたら真しに説明をして理解をいただくという基本を貫いていきたいと思っています。せっかく作った予算が通らなければ何もできないわけですから。

――佐賀市と言えば、自分がまだ記憶もないような遠い昔、アーケードは本当にごった返していたと聞きます。現状を見ると「本当だろうか」と思うほどさびれており、私自身も買い物はゆめタウンなどに行きます。中心市街地をどう盛り上げていきますか。

 これと言う切り札はないでしょう。あればもうそれは実践されているはず。しかし中心市街地は市の核となるものです。おっしゃるように、昔は肩と肩がぶつかるくらい銀天夜市などもにぎわっていた。それはなぜか。真ん中にしかお店がなかったからです。しかし今日、ゆめタウンを始め、郊外に様々なお店ができた。そこには広く設置された駐車場も含め、買い物の全てができる町並みがそろっている。しかしそれで人口が増えたかというとそうではありません。横ばいのままです。そういう状況の中でこの中心商店街をどうするかということですね。これは行政だけで何かをやろうとしても無理だと思います。既にまわりにゆめタウンのようなお店があることを認識し、行政と商店街の人たちとで、ともに考えなければいけません。若い人が求めている品物が何か、ということを考えることも大事ですね。

image0051-300x199 私はよくオフの時は福岡の大名に足を運ぶ。ここは買い物客、ウインドウショッピングの客まで含め、たくさんの客が訪れている。こんな商店街がこの町の中にできることが大事だし、福岡から佐賀にくるようなお店づくりをこれから考えていかないといけないと思います。お店だけじゃなくて、若い人が非常に特色あるような行事をするとか、そういうものを作り上げていくことも大事です。「佐賀ではそんなことをしているのか、見に行ってみよう」という気持ちを起こせる、話題性のあることを、行政も中心商店街の皆さんも一緒になって考えていけば、面白いことができるのではないでしょうか。

――討論会では全ての小中学校にエアコンを完備と言われていました。これはなぜですか。

 ご家庭ではほぼ100%クーラーは入っていますよね。保育園、幼稚園にも入っています。小中学校だけが無くて、高校は入っているところが多い。保護者の皆さんで買って設置したんですね。運営費も出して。これだけ温暖化になって暑いと、もう教育環境を整備するためには、クーラーを設置して、子どもたちが勉強できる環境整備というのを整えないといけないと思うんです。けして贅沢品ではないと思います。これからの学校は地域の施設という意味も持つと思います。クーラーを設置した学校で生涯教育をやっていくということも考えられるでしょう。

――教育に力を入れるということですか。

 これから何でもかんでもできるわけでない。そんな中でどこに重点を置くか、予算をつけるかというと、やはりこれからの佐賀を担ってくれる、日本を担ってくれる子どもたちに予算をつけていくべきだと思います。

――私は前回の参議院選挙で若い人の投票、というテーマで活動しました。そこでやはり若い人に政治意識を持ってもらうことは難しいことも思い知りました。どうすれば若い人が市政に興味を持てるでしょうか。

 投票できる権利を持っている、という認識を持つことでしょうね。若い世代の候補者や議員が現れた時に、政治に参加することが大事です。参加することによって面白さがわかると思うんですよ。ボランティアなどで選挙活動に参加していくなど。その中で当事者意識を持ってみることも大切だと思います。そこから候補者になってもいいし、候補にならなくても政治に対していろんな意見を言っていくなどのことをやっていけば、少しずつ広がるんじゃないですかね。行政主催のイベントがありますよね。佐賀城下ひなまつりもあるし、バルーンフェスタもある。そういうイベントに「自分たちもやらせてくれ」と声を上げていくも大事です。そうしていくと市政が共通の認識になっていくじゃないですか。市行政から見ても若い人のパワーというのはもっともっと活用していいと思っているんです。そんな行政が面白いと思いますね。

――最後の質問です。佐賀市でデートに誘うならどこですか。

 これからの季節でいうと有明海をみながら一面のシチメンソウを一望できる場所がありますから、そちらを案内したいですね。有明海にかかる夕陽を見ながら手をつないで、歩いてみたいですね。

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公開討論会の模様(外部サイト・Ustream)
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