知事選ピンチ、投票率が最低水準で異例の緊急声明 （2013/9/6 政治山）
茨城県選挙管理委員会は5日、8日投開票の知事選の投票率が極めて低い水準にとどまる可能性が出てきたことを懸念して、異例の緊急声明を発表した。
今回の知事選の期日前投票率は、1日現在で2.34％。7月に行われた参院選の同時期の投票率4.60%と比べると2.26ポイントも低い。また、5日正午現在でも4.09%と著しく低迷している。このまま低調に推移すれば、全国の知事選の投票率歴代ワースト１位の記録を塗り替える可能性も出てきた。
県選管では、若者を中心に知事選への関心を高める狙いで、県内を舞台とした人気アニメ「ガールズ＆パンツァー」のイラスト入り啓発グッズを期日前投票所で配布したり、同アニメのメーンキャラクターの声で投票を呼びかけるメッセージテープを作成、イベント会場や広報車などで放送する啓発活動を行ってきた。期日前投票所で配布した啓発グッズが不足する自治体もあったため、県選管では配布による一定の効果はあったと見ている。
緊急声明では、「有権者の皆さま，是非自らの幸せのためにも必ず投票に行ってください！」と訴えており、投票日まで全庁を挙げて呼びかけるとしている。
都道府県知事選の投票率歴代ワーストは、次の通り。
（1）2011年埼玉県知事選……24.89%
（2）1981年千葉県知事選……25.38%
（3）2005年広島県知事選……27.14%
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