【海外】メルケル首相の続投を望む声-ドイツ ネット選挙ドットコム 2013年4月8日
9月22日に総選挙が行われるドイツ。ドイツ国営放送ARDによる最新の世論調査が4日、発表された。「直接、首相を選べるとしたら誰に投票するか」という質問に対し、アンゲラ・メルケル首相(キリスト教民主同盟、CDU)は2ポイント増の60%、一方、ペア・シュタインブリュック前財務相(社会民主党、SPD)は1ポイント減の25%だった。
両者の差35%は、有権者からの明確なシグナルである。しかも、CDU支持者の96%は、メルケル首相を支持していたのに対し、SPD支持者の57%が、シュタインブリュック氏を支持。SPD支持者の3人に1人は、首相にはメルケル首相の方が好ましいと思っていることが分かった。
Image:by Bundeswehr-Fotos Wir.Dienen.Deutschland.
政党の人気も、首相候補の人気と比例してCDUが41%と先週よりも2ポイント増加。SPDは1ポイント減の27%、緑の党(die Grünen)も1ポイント減で14%に。これで、CDUの支持率がSPD・緑の党を合わせた支持率と同率になった。
自由民主党(FDP)と左翼党(die Linke)、海賊党(die Piraten)は先週と変わらず、それぞれ4%、8%、3%だった。
有権者の48%が引き続きCDUによる政権を望んでいるという結果が出た。反対に政権交代を望んでいるのは37%で、2月の調査時よりも8%ポイント減少した。
政治家ランキングでは、予想通りメルケル首相が68%で1位。2位はヴォルフガング・ショイブレ財務相(CDU)で63%、3位はノルトライン=ヴェストファーレン州のハンネローレ・クラフト首相(SPD)で54%。
シュタインブリュック氏は32%で11位だった。
「ARD-Deutschlandtrend」は、ARDターゲステーメンの委託によりInfratest dimapが2、3日の2日間1002人の有権者を対象に、「支持する政党調査」は3月31日に1502人を対象に電話で調査された。
▼外部リンク
ドイツ国営放送ARDターゲスシャウ
http://www.tagesschau.de/inland/