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[三原市]避難者情報の迅速な管理に「避難者カード」をデジタル化 (2025/4/23 株式会社ぎょうせい

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斜め上から見たスマホの地図アプリとピン

※画像はイメージです

 広島県三原市(8万9200人)は、災害時に開設する避難所に避難した住民が記入する「避難者カード」のデジタル化を図った。2018年の西日本豪雨で避難者の支援ニーズ等の迅速な把握が課題となった市は、2020年度から紙の「避難者カード」を導入。避難所の受付で世帯単位に渡し、避難者全員の名前、住所、代表者の電話番号、健康状態や障害の有無など配慮が必要かどうかを記載してもらい、避難所ごとに人数や支援ニーズを把握するようにした。「避難者カード」のデジタル化は、避難者の情報管理の迅速化と支援の早期把握、ニーズに応じた迅速な連携・対応を図るのがねらい。2023年度から市職員がシステム開発を進め、アプリの運用を開始した。

 デジタル版のカードは、避難所の受付で受け取った入力用二次元コードをスマートフォン等で読み取り、紙のカードと同じ項目を入力し送信してもらう。スマートフォン等が利用できない避難者には紙のカードに手書きで記入してもらい、職員が代理で入力する。まずは公設避難所の125か所で運用し、電子データによる一元管理で避難所における支援ニーズの把握と支援、市全体の迅速・確実な公衆衛生活動に活かしていく。

(月刊「ガバナンス」2024年8月号・DATA BANK 2024)

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