[寒河江市]PFS方式による成婚促進業務委託事業を実施 (2024/5/31 株式会社ぎょうせい)
山形県寒河江市(4万100人)は、成果連動型民間委託契約(PFS)方式による「成婚促進業務委託事業」を実施している。PFSは成果指標を設定し、その達成度合いに応じて委託費を増減させる成果連動型の取組みで、民間事業者のノウハウを最大限活かすため、成果に対するインセンティブを高めて婚活や結婚支援の拡充強化を図るのがねらい。PFSによる成婚促進事業は全国の自治体で初めてとみられる。
事業を受託したのは山形市の結婚相談所「ピュアナブライズ」。同社は成婚促進に向けたマッチングイベントを年12回程度、婚活セミナーを6回程度実施するとともに成婚までの伴走支援を行い、市は成果に応じて委託料を支払う。具体的には、固定の年間委託料は約74万円で、各年度の成果連動分として、イベントに1人参加するごとに5000円(最大300人分150万円)、結婚仲介サービス登録者1人につき3万円(最大30人分90万円)を加算する。さらに成婚に対しては、1組目4万1000円、2組目4万3000円、3組目4万5000円と2000円ずつ増やし、最大210万円(30組分)を支払う。委託事業は2025年度まで実施。
(月刊「ガバナンス」2024年2月号・DATA BANK 2024)
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