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[千葉・山武市]専門団体と災害時のペット避難支援の協定を締結 (2022/1/3 株式会社ぎょうせい

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※画像はイメージです

 千葉県山武市(5万300人)は、22年7月29日に、一般社団法人全日本動物専門教育協会(SAE)及び特定非営利活動法人ペット災害危機管理士会と「災害時におけるペットの避難支援に関する協定」を締結した。近年、ペットの飼育数が増加し、特に室内での飼育が主流となってペットの家族化が顕著になってきている中、災害時のペットの取り扱いについて考える必要性があるとの3者の認識から協定締結に至ったもの。

 SAEは動物専門教育のエキスパート機関で、ペット災害危機管理士(R)の認定資格講座を開講して現在までに1000人以上の有資格者を輩出。その有資格者が繋がってペット防災の実働組織となるペット災害危機管理士会が誕生した。この2団体とペット避難支援の協定を締結するのは、全国の自治体では初めて。

 協定に基づいて2団体は、山武市地域防災計画で指定する避難所へのペットとの同行避難について、(1)災害時等は救援物資に関すること、同談、ペット支援ボランティアや関係団体の支援、ペット預かり施設との受入調整、(2)平時はペットの同行避難に対する知識の付与と訓練、獣医師会・ペット防災団体・関連企業・ペットの預かりが可能な施設との連携――などを進める。

 一方、市はペットの同行避難における自助(ペットの同行避難は飼い主自らの責任で行う)の意識高揚とともに、公助として受入体制の整備と受入能力の強化のための準備を2団体と協力しながら実施し、円滑な同行避難を目指していく。

(月刊「ガバナンス」2022年11月号・DATA BANK2022)

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