[石川・穴水町]「シングルペアレント支援事業」を開始 (2022/6/8 株式会社ぎょうせい)
石川県穴水町(7900人)は、「シングルペアレント(ひとり親)支援事業」を開始した。町内に子どもを産み育てる若い夫婦が少なく、また多子世帯が少なくなっていることから、特に幼年人口と生産年齢人口を増やすことに焦点を当て、大都市等からひとり親家族世帯の移住者を増やすのが目的。
対象となるシングルペアレントは、(1)18歳(高校生)までの子どもを持つ50歳以下のひとり親で、(2)穴水町への定住を目的として、3大都市圏を始めとする都市地域から同町への移住を希望する人。
事業は、(1)町内で一定期間住みながら求人募集している町内事業所でのインターン就職を体験する「シングル限定おためし就職支援事業」と、(2)地域おこし協力隊員として働く意欲のある人を対象に移住前に町の暮らしや就業場所を体験する「シングル限定地域おこし協力隊募集事業」で構成。
(1)では居住地から町までの往復交通費、おためし就職期間中の報酬、宿泊施設から体験事業所までの交通費、おためし就職中に子どもを預けた費用、(2)では居住地から町までの往復交通費、来町時に子どもを預けた費用、協力隊員採用決定後の就職祝い金、協力隊員任期中の子育て支援金を支給する。
(月刊「ガバナンス」2022年5月号・DATA BANK2022)
- 関連記事
- 穴水町の人口・財政・選挙・議員報酬
- [東京・豊島区]広報紙一斉に民生委員・児童委員の周知に注力
- [兵庫・明石市]児童相談所の体制強化・運用改善などについて新たな取り組みを発表
- 「子ども第三の居場所」がもたらす効果について、日本財団が調査を実施
- こども庁、「独立した新組織が望ましい」45%
- 株式会社ぎょうせいは、1893年(明治26年)の創業以来、当社は各行政分野の専門法規集、都道府県・市区町村例規集など多数の行政・自治分野に関わる書籍を発行してきました。「月刊ガバナンス」は、自治体職員の総合情報誌として2001年(平成13年)に創刊し、自治体職員の皆様をはじめ、議員や地方自治に携わる多くの方々にご愛読いただいています。