トップ
   >   記事
   >   フィスコ
   >   NYの視点:トランプ政権に対する不信感は早い時期に払拭されるか
NYの視点:トランプ政権に対する不信感は早い時期に払拭されるか 株式会社フィスコ 2017年5月31日
米Foxニュースは状況に詳しい消息筋の話を引用し、トランプ米大統領の娘婿のジャレッド・クシュナー氏は、露駐米大使セルゲイ・キスリャク氏との会談で、ロシアとトランプ政権との間の秘密の通信ルートの設置を提案しなかったと報じた。機密情報を伝える常設の迂回ルートに関する案が議論されたことは一度もなく、会談ではシリアについて双方が連絡する際、毎回のケースについてのみ話し合われたようだ。
Foxニュースの信憑性については慎重に吟味する必要があるものの、市場関係者の間では「トランプ氏やトランプ氏の周辺人物とロシア政府が機密情報を共有しているとの疑惑がさらに強まることはない」との見方が増えているようだ。疑惑がすみやかに解消されることは期待できないかもしれないが、この問題について市場関係者がこれ以上ナーバスになることもないかもしれない。
コミー前FBI長官の議会証言が行われるかどうか決まっていないもようだが、議会証言で真相が明らかとなり、トランプ政権に対する不信感が早い時期に払拭されることを市場は密かに期待しているようだ。
<HT>
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。