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米国の強襲揚陸艦が東シナ海航行、中国に圧力か 株式会社フィスコ 2016年8月18日
沖縄県尖閣諸島沖の東シナ海で中国の公船や漁船が航行を繰り返す中、米海軍の強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」がこのほど、同海周辺をパトロールした。中国の軍事専門家は、米海軍が前線配備の能力を示すことで、中国に圧力を加える目的があると指摘している。中国中央テレビ局(CCTV)の報道を引用する形で台湾メディアが17日伝えた。
軍事専門家によると、ボノム・リシャールは全通飛行甲板を備え、F35Bタイプの戦闘機を6~7機搭載できる。また、垂直離着陸機V22(オスプレイ)を積んで兵隊を投入したり、エアクッション揚陸艇3隻を搭載して上陸作戦を行うことが可能だ。
航空母艦を中心とした艦隊に比べ、強襲揚陸艦の作戦能力は劣るが、東シナ海を航行することにより、前線配備能力をアピールしたものとみられている。米海軍の強襲揚陸艦が東シナ海を航行するのは、非常にまれなケースだという。
2015年の日米防衛協力のための指針で、両国は尖閣諸島を含む離島を防衛の対象に含めた。米国の海軍力と水陸両用作戦能力は、離島奪取の重要な武器になると指摘されている。
【亜州IR】
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