トップ
   >   記事
   >   フィスコ
   >   中国軍が東シナ海で実弾演習、日本・台湾をけん制
中国軍が東シナ海で実弾演習、日本・台湾をけん制 株式会社フィスコ 2016年7月26日
中国政府系メディアは25日、中国軍が東シナ海の海空域で実弾演習を行ったと伝えた。これに先立つ24日には、南シナ海での演習場面を放送している。
報道によると、中国東海艦隊と航空隊は東シナ海で、海上での攻防を重視した実弾演習を行った。国営の中国中央テレビ局(CCTV)は、「海や空からの脅威に対する人民解放軍の対応能力を強化することが目的」と報じた。
東シナ海は中国にとって、戦略上の重要な意味を持つ。今回の実弾演習には、日本や台湾をけん制する狙いがあるとみられている。中国は一貫して台湾に対し、軍事的な圧力をかけてきた。また、日本とは尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権を巡って対立している。
なお、領海問題に関しては、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所が先ごろ、南シナ海の領有権に関する中国の主張を退ける判決を下した。中国はこの判決を「紙くず」と一蹴している。
【亜州IR】
<ZN>
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。