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政治から読み解く【経済と日本株】:福島みずほ氏「福井地裁は再稼働を認めない決定」 株式会社フィスコ 2015年4月14日
参議院議員の福島みずほ氏が「関西電力高浜原発3、4号機の安全対策は不十分として、周辺の住民らが運転差し止めを申し立てた仮処分で、福井地裁は14日、再稼働を認めない決定をした。画期的な判決!良かった。」とツイートしている。
関西電力が所有する運転停止中の高浜原発3、4号機は安全性に問題があるとして、住民が再稼働の差し止めを求めた仮処分申請で、福井地裁は、関電に運転差し止めを命じる決定を出した。裁判長は「安全性が確保されておらず、合理性を欠く」と指摘。決定はすぐに効力を発し、取消や執行停止が認められるまで再稼働はできない。この判決を受けて、関電は決定に対し異議と執行停止を申し立てる方針とのこと。一方、この判決後、菅官房長官は記者会見で「原子力規制委員会の判断を尊重して再稼働を進める方針に変わりはない」と述べている。
市場ではこの判決が伝わると関西電力が一時6%強下落した。売り一巡後はすぐに値を戻し前日比プラスで取引を終えたものの、出来高急増の荒い相場展開となった。他の原発を含め再稼動に向けた動きにどういった影響が発生するか不透明だが、電力株を積極的には買いにくくなったと言えよう。
<MT>
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。