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政治から読み解く【経済と日本株】:トヨタ自は過去最高のベアアップへ  株式会社フィスコ 2015年3月16日

関連ワード : 労働・雇用 

春季労使交渉で、今週18日に自動車大手の集中回答日を迎える。足元ではトヨタ自が過去最高となる4000円のベアアップとすることで事実上決着したと伝わっている。年間一時金は6.8ヶ月と満額回答とし、非正規社員の日給の引き上げ額も過去最高の300円とするもよう。

昨年から安倍首相が声高に叫んでいた賃金アップの流れが本格化してきた。日本のトップ企業であるトヨタ自が過去最高のベアを実施したことは、自動車業界のみならず電機業界など他の大手企業に大きな影響を与えよう。給料アップが消費拡大などにつながるとの期待感から、株式市場では3月に入って小売などを中心にしっかりとした推移を見せている。

とりわけ、三越伊勢丹や高島屋など百貨店の動向に関心が集まっている。百貨店は2、8月は売上が落ちる傾向が強いものの、今年は中華系旅行者による「爆買い」が2月の売上を押し上げた。インバウンド需要に日本国民の消費拡大も加わると業績上振れの可能性も高まろう。

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株式会社フィスコ
株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。
関連ワード : 労働・雇用