AKBを理解しない甘利経済再生担当相 株式会社フィスコ 2014年4月15日
甘利明経済再生担当相は、日経平均株価が心理的節目とされる14000円を一時割り込んだことに関し、日銀の追加金融緩和を巡って「市場が勝手に期待し、勝手に落胆している」側面もあると語った。
2013年4月に黒田日銀総裁が、金融政策の逐次投入ではなく、一挙投入で発動した「異次元の量的・質的金融緩和」は、AKB(安倍・黒田・バブル)相場を目指す安倍トレード(日本株買い・円売り)を加速させた。
「伝統的金融政策」では、政策金利の引き下げにより、イールドカーブを押し下げ、企業・家計の資金調達コストを低下させることを通じて、メカニカルに景気浮揚効果をもたらす。
「非伝統的金融政策」では、黒田日銀総裁が「2%の物価目標」というマントラを唱導し続けることで、市場及び国民の「期待」を醸成するため、黒田日銀総裁への「期待感」が肝要となっている。 <MY>
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。