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JT消費税増税に合わせてたばこ全銘柄を値上げへ  株式会社フィスコ 2013年12月30日

関連ワード : 金融経済 

日本たばこ産業(JT)は27日、4月の消費税増税に合わせ、全銘柄を値上げする方向で調整に入った。1月中に財務省に申請し、認可されれば2014年4月1日に値上げ予定で、実施されればたばこ税が増税された10年10月以来、3年半ぶりとなる。

市場シェア30%強の主力銘柄「メビウス」の価格(1箱=20本入り)を10円引き上げ420円とする見通し。また、メビウス以外の商品も1円単位での値上げが難しい自動販売機での販売が多いことを考慮し10円か20円の値上げとする。

財務省は「価格転嫁を消費税率引き上げ幅の3%以内にとどめるべきだ」と主張しているため、JTは全銘柄の売上高全体が3%程度の増加となるよう調整する方針だ。

JTのほか、フィリップモリスジャパン、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンも1月中に値上げを申請する。JT同様に売上高全体で3%程度値上げする予定だ。

喫煙所もどんどん少なくなり、価格も値上げ続きで、愛煙家には厳しくなるばかりだ。たばこ離れが進みかねない状況の下、たばこ販売業者にとっても苦渋の決断だったと言えるだろう。 <YU>

株式会社フィスコ
株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。
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