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【中国から探る日本株】国内最大の工業見本市が来週開幕、産ロボ需要の拡大を反映へ  株式会社フィスコ 2013年10月31日

関連ワード : 中国 

中国最大の工業総合見本市、中国国際工業博覧会が11月5日に開幕する。同博覧会は中国政府が主催する工業総合見本市で、1999年から実施されている。15回目となる今年は初めて、産業用ロボットだけで独立した専門展示が設けられる予定。中国における産業用ロボットの需要拡大を反映する形で活況を呈すると期待されている。

専門展示の設置を受け、今年は国内外からこれまでに以上に多くのメーカーが出展する予定だ。中国メディアによると、日本からはファナックが最新モデルを中心に、十数種の出展を予定。また、ヤマハ発動機も自社ウェブサイト上で、同博覧会への出展を明らかにしている。

人件費の上昇などを受け、中国では産業用ロボットの需要が急速に拡大している。2010年の販売台数は前年比で2.7倍に膨らみ、2011年、2012年も同50%前後の伸びとなった。2014年の需要は3万2000台に達し、日本を追い抜いて世界最大の産業用ロボット市場になると予測されている。

そうした中国の産業用ロボット市場では、現時点では海外メーカーが圧倒的なシェアを確保している。地元メディアによると、スイスのABB、ファナック、安川電機、ドイツのKUKAの4社で、シェア約8割を握る。ただ、中国政府の後押しもあり、今後は国産メーカーの台頭で市場競争が激化すると見込まれている。 <NT>

株式会社フィスコ
株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。
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