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【中国の視点】リコールに対する認識:「悪」から「信頼」に、ホンダはトップに 株式会社フィスコ 2013年10月31日
関連ワード : 中国
中国国家質量監督検験検疫総局(国家質検総局)はこのほど、年初から10月下旬までの自動車リコール状況を発表した。期間内に計20社が188万1557台をリコールし、対象は31モデルだった。うち、ホンダが実施したリコール台数は40万8069台とトップに浮上。フォルクスワーゲンが38万8044台、スズキが36万5506台と2位、3位に続いた。
一方、リコール台数が最も多いホンダに対し、必ずしも悪いイメージを持っているわけではないことが業界の調査で分かった。中国人消費者はリコールに対し、「品質が良くない」から「責任感が高い」という認識の変化が明らかになっているという。リコールはよくあることで、リコールを実施することが欠陥を隠さず、責任感が高いと評価する消費者が増加している。また、リコールを実施することで企業のイメージアップにつながったケースもあるという。
なお、今年1月から実施されている「欠陥自動車製品リコール管理規定」について、リコールの手続きや修理、交換などの負担詳細が明確化されているため、多くの消費者が自動車の購入に対する不安が大幅に解消されたと回答している。<ZN>
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。
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