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【中国から探る日本株】国家電網公司が風力発電の買い取り強化へ、送電網の整備を加速  株式会社フィスコ 2013年10月30日

関連ワード : 中国 環境・エネルギー 

中国国営の送電会社、国家電網公司は風力発電の買い取りを強化する方針だ。「上海証券報」(29日付)が報じたもので、政府の風力発電発展計画に対応するため、同社は高圧送電網の建設などインフラ整備を加速させる。

中国政府は国内の風力発電容量を2015年に1億キロワット(kW)、2020年に2億kWへと引き上げる計画を掲げている。また、国家エネルギー局によれば、向こう2-3年で風力発電の全量買い取りを実現したい考えだ。

中国では、政府の環境政策を背景に風力発電の容量が急速に増える一方で、送電網の拡充が間に合わず、2012年には約200億キロワット時(kWh)の風力発電による余剰電力が発生。設備の新設ペースも鈍っていた。送電網の整備が進めば、発電容量の拡大にも弾みが付くとみられている。

なお、これより先には、風力発電産業の発展を促すための政策案を国家エネルギー局が国務院(内閣に相当)に提出したとも報じられている。一連の政策により、国内外の送電設備メーカーや風力発電機・部品メーカーなどに幅広く恩恵が及ぶと期待されている。 <NT>

株式会社フィスコ
株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。
関連ワード : 中国 環境・エネルギー