岐阜県知事選が告示 現新4氏立候補で保守分裂に、24日投開票 (2021/1/7 政治山)
任期満了に伴う岐阜県知事選は7日告示され、新人で元内閣府官房審議官の江崎禎英氏(56)、新人で元小中学校教諭の稲垣豊子氏(69)=共産推薦=、新人で元県職員の新田雄司氏(36)、5選を目指す現職の古田肇氏(73)の無所属4人が立候補しました。自民党県連所属の議員が古田、江崎両氏の支持に分かれ、保守分裂選挙となります。
江崎氏は山県市(旧美山町)出身、東京大学教養学部卒。通商産業省(現経済産業省)に入省し、大臣官房総務課企画官、岐阜県商工労働部長、経産省製造産業局生物化学産業課長、商務情報政策局ヘルスケア産業課長、内閣官房健康医療戦略室次長、内閣府大臣官房審議官などを歴任しました。
稲垣氏は岐阜市出身、岐阜大学教育学部卒。38年にわたり小中学校の教師として勤務、女性団体「新日本婦人の会」の岐阜県本部の会長を務めています。
新田氏は岐阜県坂祝町出身、岐阜薬科大学卒、同大大学院修了、薬剤師。岐阜県庁に入庁し、環境管理課、廃棄物対策課、可茂県事務所環境課に勤務しました。
古田氏は岐阜市生まれ、東京大学法学部卒。通商産業省(現経済産業省)に入省し、内閣総理大臣秘書官、通商政策局経済協力部長、機械情報産業局次長兼内閣審議官、外務省経済協力局長などを歴任。2005年岐阜県知事選に初当選、現在5期目です。
前回(2017年)の同知事選は、現職の古田肇氏(69)、新人で政党職員の高木光弘氏(57)=共産推薦=の無所属2人が立候補。古田氏が49万3224票を獲得して、4選を果たしました(党派と年齢は選挙時)。投票率は36.39%でした。
同県では議員の死去に伴う中津川市の県議補選が15日に告示され、いずれも24日投開票です。6日現在の選挙人名簿登録者数は166万5588人(岐阜県選挙管理委員会調べ)。
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