米共和党のウォーカー氏、指名争いから撤退 残る候補者は15人 ネット選挙ドットコム 2015年9月25日
記者会見でトランプ氏を批判
米共和党のスコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事(47)は21日、2016年米大統領選に向けた同党の候補指名争いから撤退すると発表した。同氏は記者会見で「すぐに選挙戦を中断する」と述べた。
さらに、会見のなかで、「有権者のためにも、候補者は前向きで保守的な数名に絞られるべきだ。そうすることが、共和党と国の未来にとって最も重要なことである。」とドナルド・トランプ氏を批判するコメントを付け加えた。
世論調査によると、首位につけているのは不動産王のトランプ氏。トランプ氏は、政治経験がなく、政治的発言はわずかで、不法移民を罵ったり、ワシントンD.C.のエリートらを罵倒したりしている。
ペリー氏に続いて2人目の脱落
ウォーカー氏は7月に正式に出馬を表明、その当時は上位につけていた。その後、支持率は急落し、テレビ討論会でも有権者の支持を集めることができなかった。また、政治献金が減少したことも1つの原因だとみられている。
これまでに、リック・ペリー前テキサス州知事が9月中旬に大統領選から脱落し、ウォーカー氏で2人目。17人いた同党候補は15人に。
大統領選は2016年11月に行われる。民主党の本命は元国務長官で元ファースト・レディのヒラリー・クリントン氏。両党とも2016年初めから予備選が始まる予定だ。
▼外部リンク
Office of the Governor - Scott Walker
http://walker.wi.gov/