【ミャンマー】総選挙に向けて選挙戦が本格始動! ネット選挙ドットコム 2015年9月14日
スー・チー氏、真の変革に期待
ミャンマーで8日から総選挙に向けた選挙戦が始まった。2011年の民政移管後初の総選挙に11月8日、有権者3000万人が投票に臨む。
最大の焦点は、与党「連邦団結発展党(USDP)」とアウン・サン・スー・チー氏率いる最大野党「国民民主連盟(NLD)」の直接対決だ。
スー・チー氏はビデオメッセージで「国民の意思を尊重した、真の変革をもたらす選挙であるべきだ」と、選挙結果を注視するよう国際社会に呼びかけた。
選挙が自由かつ公正に行われれば、NLDが過半数を獲得するのは確実とみられる。選挙には約90政党が参加、498議席を争う。
日本、選挙監視団を派遣
ミャンマーの総選挙が自由で公正に実施されるように、外務省は8日、選挙監視団の派遣を決定したと発表した。監視団の団長には、笹川陽平ミャンマー国民和解担当日本政府代表が選任された。
笹川氏は2013年2月、ミャンマー国民和解担当日本政府代表に就任。同氏は20年以上、日本財団会長として、ミャンマー少数民族居住地域における学校の整備や薬の支援、農業支援などに取り組んできた。
民政移管後、初の総選挙が成功裏に実施され、ミャンマーの民主化がさらに進展することが期待される。
(画像はイメージです) Photo:by englishpen
▼外部リンク
外務省 報道発表:ミャンマーに対する選挙監視団派遣及び洪水被害への支援
http://www.mofa.go.jp/release/press4_002419.html