【海外】忍術学校が海外で人気 ナイフや瓶での攻撃も想定…実戦護身術として評価される NewSphere(ニュースフィア) 2014年2月27日
ショーン・コスギの「ニンジャ」シリーズ、ユマ・サーマンの「キル・ビル」やアニメの「ナルト」。忍者映画やアニメを見て忍者に憧れるようになった人は多い。忍者の武術を学べる忍術学校も世界中にあることをご存じだろうか。ここでは、イギリスとオーストラリアにある忍術学校を紹介する。
実戦訓練が人気の鍵
イギリス南部の港町ブライトンに、忍術15段のイギリス人が開いた忍術学校がある。武神館ブライトン道場である。世界でも50人しかいないという忍術15段保有者である道場主は、普段は電気会社を経営する温和な48歳の男性だ。
メトロ紙のインタビューに対し、道場主は「訓練は実際の武器を使用した実戦的なものだ」と答えた。「危険が伴うが、鍛練を積み重ねることにより、どんな時にもどの様に行動すべきか、一番重要なこととして、自分の身を守る術を学ぶことができる」という。
豪州では35以上の教室を展開する道場も
オーストラリアの忍術道場の主も、「生き残ることが最大の哲学だ」と語る。17年間忍術を学び、2013年に道場を開いた。
道場には、元警察官や過去に他の武術を学んだ人達もやってくる。さらに、10代の女の子も忍術を学んでいる。「オタクで変わった子だった」彼女は、忍術を学んで自分に自信を持てるようになったという。
オーストラリアに35以上の教室を持つ、別の忍術道場では、12種類の護身術を学ぶことができる。例えば、逃走術やイジメ撃退術等のサバイバル術を学べる。刀やヌンチャク、手裏剣の使用法も学べる。さらに、ナイフや割れた瓶を用いた攻撃に対する護身術も伝授される。
年齢に関係なく誰でも入学可能で、週1回、30分から1時間半程度の忍術の授業を受けることができる。
忍術は「他の武術よりも実戦的だ」とデイリー・テレグラフ紙は伝えている。
海外旅行客も大喜び、忍者修行体験
一方日本では、誰でも手軽に忍者修行を体験できる施設が三重県名張市赤目村にある。
3年前、伊賀忍者で有名な赤目村に、忍者修行体験施設「忍者の森」が建設された。忍者の衣装に身を包み、大自然の中で忍者の歴史を学びながら、忍者の道具を使った修行を体験できる。1時間半の修行の後、免許皆伝の書が贈呈される。
修行の一環として、手裏剣や刀の使用を体験でき、「ユマ・サーマンになりきれる」と英インディペンデント紙は伝えている。