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【選挙】名護市長選はじまる  ネット選挙ドットコム 2014年1月16日

普天間基地の移設が最大の争点

任期満了に伴う沖縄県名護市の市長選挙が12日告示された。アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設に反対する現職と、推進を訴える新人の合わせて2人が立候補。

立候補したのは届け出順に、自民党が推薦する新人の前県議会議員末松文信氏と、共産党、生活の党、社民党、それに地域政党の沖縄社会大衆党が推薦する再選を目指す現職稲嶺進氏の2人。いずれも無所属。

末松氏は「政府において、着実にこの事業を進めていただくことを期待し、私どもも、協力をしていく」と述べた。「辺野古移設については、仲井真知事の埋め立ての承認で一定の決着をみたものと思っている。人口が増えず、経済的な低迷が続いている状況をなんとか打破し、新しい名護市作りをしていかなければならない」と訴えた。

稲嶺氏は「辺野古の海にも陸にも新しい基地を作らせないということで、未来の名護市に負の遺産を残すのか、ノーを突きつけるのかが、私たちに求められている。」と述べ、「未来に大きな希望を託しながら勝ち取ろう」と訴えた。

前々回までは容認派、前回は反対派が当選

普天間基地を巡っては、日米両政府が普天間の移設・返還で合意した1996年以降、市長選の争点となっている。前々回までの3回は容認派の候補が勝利したが、前回初めて反対派の稲嶺氏が当選した。今回は、反対を掲げる稲嶺氏に移設推進の末松氏が挑む構図。

先月末、沖縄県の仲井真知事が、名護市辺野古沿岸部の埋め立てを承認した。これを受けて、地元の民意がどう示されるのか、注目されている。選挙の結果は、安倍政権の進める移設計画に大きな影響を与える可能性もある。

名護市長選挙の投票は、今月19日に行われ、即日開票される。


▼外部リンク

稲嶺 ススム ホームページ
http://www.susumu-nago.net/

スエマツ 文信 ホームページ
http://www.bunbun-suematsu.com/

提供:ネット選挙ドットコム