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支持政党で民主党が維新を逆転、猪瀬都政は評価が分かれる

第9回政治山調査「東京都議会議員選挙に関する意識調査」(1/3) (2013/6/14 政治山)

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政治山では6月7、8日の2日間、ネット意識調査サービス「政治山リサーチ」を利用し、東京都内の20歳以上の男女を対象に、東京都議会議員選挙(都議選)に関する意識調査を実施した。回答者は1,114人。都議選の投票予定候補者の政党を聞いたところ自民党が最多となり、支持政党では民主党が維新の会を上回る結果となった。また、選挙に関する情報を得るために使うネットメディアとしては、候補者のフェイスブックなどのSNSよりも、ホームページやブログの方が利用されていることも明らかになった。

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[調査概要]意識調査の方法や回答者属性
[関連ページ]政治山調査第5回政治山調査「都知事選・衆院選に関する<緊急>意識調査」第6回政治山調査「2012年東京都知事選に関する意識調査」/特集:東京都議会議員選挙2013

都議選の認知度は76%

graph1A-B3 東京都議会議員選挙(都議選)は、首都・東京で実施されるという規模もさることながら、今回は参議院議員選挙の前哨戦として位置づけられ、注目を集める要素は多い。しかし、大きな争点がないとも言われており、全国の耳目を集めているとは言えないのが実情だ。そこで、都議選をテーマにした今回の政治山調査では、最初に「都議選が実施されることを知っていますか?」という設問を用意した。同時に、投票に行く意思の有無も聞いている。

 その結果(グラフ1A)、約3/4の76.0%が「実施されることを知っていた」と回答。自治体の議会議員選挙の告示1週間前としてはまずまずの数字と言える。ただ、約1/4が都議選の実施を「知らない」と回答しており、告示後の広報活動でどれだけ認知度を上げられるかに注目される。

 投票意思では、「必ず行く」「行くつもり」を合わせると、こちらも約3/4の75.4%という結果になった(グラフ1B)。第7回政治山調査「2012年衆議院議員選挙に関する意識調査」(2012/12/7掲載)の77.3%、第6回政治山調査「2012年東京都知事選に関する意識調査」(2012/11/28掲載)の79.5%と大きな差はなかった。2012年の都知事選の投票率は62.6%だったが投票日が衆議院議員選挙と同日だったこともあり、今回の都議選の投票率はこれよりも低くなることが予想される。

猪瀬都政は「評価する」と「しない」が均衡

graph2 次の設問では、2012年に実施された東京都知事選の投票に行ったか、さらに、行った人には誰に投票したかを聞いた(グラフ2)。その結果を見ると、投票に行ったと回答した人は72.8%、行かなかった人は16.3%。都知事選の投票率62.6%から考えると、今回回答いただいた方々は若干、参政意識が高かったと言えるもしれない。

 グラフ2で、猪瀬現都知事に投票したと回答した人が47.1%となっているが、これを投票に行ったと回答した人の中で見てみると64.7%となり、実際の猪瀬氏の選挙得票率67.35%と同等の数字となった。その他の候補も同様の傾向が見られた。

 では、当選から約半年の“猪瀬都政”を都民はどう評価しているのだろうか? グラフ3Aがその結果だ。「大いに」と「まあまあ」と評価したのは28.2%。一方、「あまり」「まったく」評価しないと回答したのは29.4%と、評価がほぼ均等に分かれた。「どちらとも言えない」が37.9%と多くの割合を占めたのは、半年で評価はできないとの判断があったようだ。

graph3A これらの評価にはそれぞれ、その理由を自由記述で回答いただいている。「大いに」「まあまあ」と評価していると回答した人の理由としては、「オリンピック招致に熱心に取り組んでいる」と「行動力・実行力がある」といった意見が多くを占め、「石原都政をきちんと受け継いでいるから」「地道に都政を推進している」などをあげる人も少なくなかった。

 一方、「あまり」「まったく」といった「評価しない」とした人は「独自性がない」「石原氏の後を継いだだけ」「オリンピック招致活動での失言」「言動が軽率」など、「評価する」人が挙げていたポイントが逆に、マイナスとなっていた。このほか、「何も変わっていない(していない)」「場当たり的な政治をしている」といった意見が見られた。

 こうした評価は、猪瀬氏に投票した人と、猪瀬氏以外に投票した人とでは、どう変わるのか? グラフ2の結果をもとにグラフ3Aを分析したのがグラフ3Bである。猪瀬氏に投票した人の約半数にあたる47.1%が「大いに」「まあまあ」と評価していることが分かる。一方、「あまり」「まったく」評価しない人は13.5%にとどまっている。

 猪瀬氏以外に投票した人の評価を見てみると、「大いに」「まあまあ」が計13.6%。「あまり」「まったく」が55.3%。猪瀬氏に投票した人と比べると、「評価する」と「しない」の割合が逆転した格好となった。

graph3B 

◇       ◇       ◇

 ここまでは主に、現在の都政に関する調査結果をご紹介してきた。次ページではこれを踏まえ、支持政党や投票先の決め方など、今回の都議選に向けて行った調査の結果をレポートする。

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