[栃木・那須塩原市]これからの地域のまちづくりを伝える。 (2020/1/22 マイ広報紙)
この記事は「広報なすしおばら 令和2年1月5日号(ナンバー361)『2020新春特集 渡辺市長特別インタビュー「このまちの未来」(1)』『2020新春特集 渡辺市長特別インタビュー「このまちの未来」(2)』」を紹介し、コメントしたものです。
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自治体広報紙の新年号には、地域の重要な課題をテーマにした企画をはじめ、市長と著名人との新春対談、市長へのインタビューなど様々な特集記事が掲載されています。
今回は、その特集記事のなかから栃木県那須塩原市の「広報なすしおばら」令和2年1月5日号の“2020新春特集 渡辺市長特別インタビュー「このまちの未来」(1)(2)”を取り上げます。この記事は、インタビューという形式で、那須塩原市の渡辺市長がこれからのまちづくりについて語っているものです。渡辺市長は昨年4月に市長に就任したということです。まだ1年に満たないことから、“新しい市長は一体どのような地域を目指しているのか”、“どのように実現しようとしているか”など地域の多くの方が気になっているところだと思います。その地域の方の思いに対して、市長がこれからのまちづくりについて語っています。インタビューの質問に答える形式で、また市長の丁寧な語り口もあり、読者にとって大変読みやすいものになっています。新年号において、市長がまちづくりを語る記事はめずらしいものではありませんが、一方的に市長が語っていてもなかなか読者には伝わりません。その点、「広報なすしおばら」の伝え方は“ひと工夫されているな”と感じました。
「自治体が発行する広報紙をどのぐらい読んでいますか」という質問に対して、多くの調査では“自分の関心のある記事のみを読む”という割合が一番高くなっています。読者の多くは、普段忙しく、広報紙じっくり読む時間がないものと思われます。その点で、新年号は普段よりも多くの人の目に触れる特別の号ともいえます。新年号でまちの未来の姿を市長の言葉で伝える。とても大切なことだとあらためて思いました。
☆栃木県那須塩原市の観光情報
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- [筆者](一社)自治体広報広聴研究所代表、公共コミュニケーション学会理事、元自治体職員、東京都在住 金井茂樹
- [参考]広報なすしおばら 令和2年1月5日号(ナンバー361)
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