[京都・福知山市]明智光秀が築いた城下町に 「福知山光秀ミュージアム」オープン (2019/12/16 マイ広報紙)
この記事は「広報ふくちやま 2019年12月号『明智光秀が築いた城下町「福知山光秀ミュージアム」1月11日(土)いよいよ開館!』」を紹介し、コメントしたものです。
「福知山光秀ミュージアム」が2020年1月11日にオープンすると、京都府福知山市の広報紙『広報ふくちやま 2019年12月号』に掲載されていました。戦国武将・明智光秀を主人公とする大河ドラマ『麒麟がくる』の放送が新年早々に開始されることもあり、ゆかりの地である福知山市は大いに盛り上がっているようです。
この「福知山光秀ミュージアム」は、大河ドラマ『麒麟がくる』の企画展をはじめ、ドラマの時代考証を担当している小和田哲男氏が監修した「明智光秀の生涯と丹波・福知山」に関する展示などを行う予定です。そして興味深いのは、「福知山ならではの明智光秀像を発信」するということ。私たちの多くは、明智光秀というと主君を裏切った人というイメージを抱いていると思うのですが、福知山で育った人にとっては街の基礎を築いた良君なのだといいます。
「福知山光秀ミュージアム」のサイトには、「明智光秀とは」と題して、最新の情報をもとに地元ならではの視点で、明智光秀に関することがらが発信されていました。なるほど明智光秀は愛妻家だったのか…などと、今まで知らなかった情報に驚きながら読み進めていくと、実はこれらの読み応えのある記事は『広報ふくちやま2019年2月号』からの引用なのだと気が付きました。こうした広報紙の活用方法もあるのですね。
以前、ちょうど大河ドラマで「龍馬伝」を放送していた時に、高知県を訪れたことがあります。県立坂本龍馬記念館は列をなすほどの混雑でしたし、街のあちらこちらに「龍馬」の写真が出没していたり、観光客が土産店に群がっていたり、大変な熱気を感じました。「龍馬伝」の放映による高知県への経済波及効果は、日銀高知支店の試算で535億円だったといいます。
2020年、福知山市もこれからますます熱気を帯び、「明智光秀」旋風が吹き荒れていくのでしょうか。遠い東京から楽しみにています。
- [筆者]「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事 あんびるえつこ
- [参考]広報ふくちやま 2019年12月号
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