[新潟・佐渡市]208kmに挑戦! 大人のウルトラ遠足「佐渡一周エコ・ジャーニー」 (2017/5/1 あんびるえつこ)
この記事は「市報さど(お知らせ版)No.158(2017.4)『「第12回佐渡一周エコ・ジャーニーウルトラ遠足208km」参加者を募集しています』」を紹介し、コメントしたものです。
季節もよいこの時期、我が家の前を、リュックを背負って、水筒をぶら下げたチビッ子たちが、わいわいがやがや歩いて行きます。地近所の保育園、幼稚園、小学校の子どもたちが遠足に行くのです。ときには「静かにしなさい!」という先生の注意する声が近所に響き渡るほど、子どもたちはウキウキしています。
そういえば、私が最後に遠足に行ったのは、何年前でしょう。あの心躍る遠足は、子ども時代の特権だったのだなと、今さらながら気づかされ、ただただうらやましい思いで、そのざわめきを聞いていたのですが。
そんなときに見つけたのが、新潟県佐渡市の広報紙『市報さど(お知らせ版)』に掲載されていた「第12回佐渡一周エコ・ジャーニーウルトラ遠足208km 参加者を募集しています」の記事。なんと208kmもの距離を行く、文字通り「ウルトラ」な大人の遠足の告知です。
この遠足、長距離マラソンを通じて自然と人との出合いを楽しむことを目的としてエコ・ジャーニークラブが主催するもので、コースは佐渡島海岸線一周。距離も距離ですから、昼夜を問わず走り続けるのだといいます。制限時間は48時間。佐渡の雄大な自然に包まれて、自分の限界に挑戦する…。もう、これは人生観まで変えてしまいそうな体験になりそうです。
なお、この記事には、「イベント開催中の交通規制等は特にありません」の一文も。ちゃんと自己管理できる大人のためのものなのです。一方で、「ドライバーの皆さまは、いつも以上に夜間未明の運転にご注意ください」と。私が子どもたちの歓声を見ているかのごとく、地元の方は、このイベントを温かく見守っていてくださるようです。
ところで、この大人の遠足。実施されるのは、2017年9月16日(土)です。そう、約4カ月先。あの遠足前夜のドキドキを、4カ月楽しめるなんて、大人の遠足はどこまで幸せなのでしょう! ケガだけはしないように、今から体をメンテナンスして、来たるべき一大体験に備えたいですね。私も参加したい気持ちは山々ですが、もう年齢が大人すぎてしまうので、今回は見送ろうかなと思います。
- [筆者]「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事 あんびるえつこ
- [参考]市報さど(お知らせ版)No.158(2017.4)