[佐賀・吉野ヶ里町]お弁当シーズン到来! 食品ロスに気をつけよう (2017/4/10 あんびるえつこ)
この記事は「広報よしのがり 2017年4月号『食品ロスを減らそう!』」を紹介し、コメントしたものです。
この春、娘が高校に入り、1年ぶりに毎朝のお弁当作りが復活。上の子と合わせると、トータルで13年目のお弁当ライフです。もう手慣れたもの!といいたいのですが、これがなかなか大変。なるべく手作りで、彩りもよく…などと考えると、どうしても必要な食材の種類は多くなり、一方で所詮お弁当、使う量は少い。そういうわけで、ちょこちょこ食材が残るなんていうことに。特に子どもが小さかったときは、まるでパズルのように考えながら食材のやりくりをしなくてはならず、たいそう苦労しました。
そんなお弁当作りのスタートを狙ったかのように、佐賀県吉野ヶ里町の広報紙『広報よしのがり 2017年4月号』に掲載されていたのは、「食品ロスを減らそう!」の記事。日本では毎日、1人当たり「お茶碗約1杯分(約136g)にも相当する量のまだ食べられる物が廃棄されていると書かれていました。
うーん、これはもったいない。では、どうすればいいのでしょう。
まず挙げられていたのは、買い物前には冷蔵庫のチェックをし、必要な量だけ購入するという方法。そしてさらに献立や調理の工夫…と続きます。
そう、この献立の工夫が、やはりなんといっても腕の見せどころなのです。例えば、今の季節、旬で値段も安い春キャベツ。おいしくて我が家でも大活躍なのですが、1個買うと相当の量があり、どうしてもキャベツを使った献立をしばらくの間、毎日あれこれ考えなくてはいけないことになります。
そんなときの強い味方とばかりに、ここで紹介されていたのは、クックパッド内の「消費者庁のキッチン」なるもの。なるほど、「食材を無駄にしないレシピを紹介」という謳い文句だけあって、春キャベツのレシピもしっかりあります。
加えて、捨ててしまいがちなブロッコリーの茎や残りがちな冷ご飯、パンの活用レシピまで。あー、余っちゃったな…というとき、ここで検索すれば救われることも多そうです。
「捨てない」「使い切る」ということは、地球や環境にやさしいだけでなく、お財布にもやさしいもの。春のライフスタイルの変化に合わせて、今一度、「捨てない」「使い切る」意識をもつことは、いろいろな意味で意義がありそうです。
- [筆者]「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事 あんびるえつこ
- [参考]広報よしのがり 2017年4月号