[東京・品川区]「リニューアル後の百景全てを紹介します」 (2017/1/17 金井茂樹)
この記事は「広報しながわ 平成29年1月1日号別冊保存版『リニューアル後の百景全てを紹介します。』」を紹介し、コメントしたものです。
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日本にはさまざまな百選があります。たとえば“日本百景”は、1927年に新聞社が選定した日本を代表する100の景勝地であり、百選の中でも歴史が古くかつ知名度の高いもののひとつです。また、新しいものでは“都市景観100選”があります。これは、国土交通省が1991年から2000年までの約10年をかけて都市空間のデザインが優れている地区を選定したもので、いわゆる街づくりモデルとなるものです。地域にもさまざまな百選があり、自治体広報紙にも紹介記事が数多く掲載されています。
今回は、そのような記事のなかから東京都品川区「広報しながわ」平成29年1月1日号別冊保存版の「リニューアル後の百景全てを紹介します」を取りあげます。これは、昨年の9月から10月にかけて実施した「しながわ百景リニューアル投票」の結果についての記事です。投票は、投票箱、郵送、インターネット、出前投票などによって行われ、投票数は1万5千175票にのぼったそうです。審査の結果、失われた風景や整理された風景が11景、新たに追加された風景が12景となり、全部で101の「しながわ百景」にリニューアルしたとあります。品川は東海道五十三次の最初の宿場として栄えた場所。掲載されている百景一覧をみると、東海七福神めぐりや聖蹟公園(本陣跡)など、行ってみたくなるような場所が少なくありません。
地域にはさまざまな百選があります。行政や専門家による選定もよいですが、市民による選定は自分たちの街を考えるきっかけにもなりますし、地域に暮らす人たちの視点からのものだと思います。そのような百選は地域の方から大事にされ、大切に育てられると期待できます。
☆品川観光情報
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- [筆者]「自治体広報広聴研究所」代表、公共コミュニケーション学会会員、元自治体職員、東京都在住 金井茂樹
- [参考]広報しながわ 平成29年1月1日号別冊保存版