[兵庫・たつの市]【働く女性の注目記事】あの手この手でやってくる、点検商法にご注意を! (2016/12/8 菅田亮子)
この記事は「広報たつの 2016年11月25日号『消費生活豆知識POINT 注意!!悪質な点検商法』」を紹介し、コメントしたものです。
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兵庫県たつの市の「広報たつの 2016年11月25日号」にこんな記事がありました。「注意!!悪質な点検商法」。屋根工事や瓦の破損、床下換気、消火器の検査などを主なターゲット商品とし、訪問して「無料で点検してあげます」と申し出て、「このままだと地震で瓦が落ちる」などと不安をあおり、高額な契約をさせる商法に注意をというものです。
私にも思い当たることがあります。先日、ベルが鳴ったのでインターフォンで応対すると、「近隣で工事をやっている者ですが、ご挨拶を」と言う男性が。時々ありますね、「騒音などでご迷惑をお掛けします」と社名を添えた粗品を持って業者の方がいらっしゃること。単なる売り込みならインターフォンで済ませますが、こういう用件では玄関に出ないわけにはいきません。そこで出てみると、「外壁の塗装業者なんですが、お宅、そろそろ塗り替えの時期では?」。しまったと思いました。塗り替えて2年程度ですと断ると、「でも、裏手のサイディングの方に苔がついてますよ」と返してきます。これではっきりしました。この男性は近隣で工事をしている業者ではなく、初めから家の裏までチェックした上で我が家をターゲットに訪問したのです。実は裏手の方は表から見えないからいいやと塗り替えを先送りした箇所だったので、痛い所をつかれました。思わずカチンときて「要りません」とお断りしました。
この男性は私を怒らせて失敗しましたが、現実に家屋に悩みがある時、こういう業者がピンポンとやってきて、表向き親身に話を聞いてくれたらどうだろうかと考えてしまいます。特に一人暮らしの高齢の方など周りに相談できる人がいない場合、正しい判断が下せるでしょうか。
広報たつのにあるように、訪問販売は契約書を受け取った日から8日間はクーリング・オフが可能です。こうした情報を得ておくことは被害の回避につながります。同時に「うまい話が向こうからくることはない」ということを肝に銘じておきましょう。