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[滋賀・栗東市]催眠商法に注意を (2016/9/9 本田正美)

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この記事は「広報りっとう 2016年9月号『~催眠商法~』」を紹介し、コメントしたものです。

◇        ◇

滋賀県栗東市の広報紙に、「催眠商法」に対する注意喚起の記事を見つけました。

商店街に出来た空き店舗に、ある日、セミナー会場のようなものが出来て、最初はセミナーに参加すると粗品がもらえますというふれこみのチラシがその地域に配布されたりします。そして、一ヵ月も通うと、いつの間にか高額な健康食品を購入させられたりしてしまうというのが「催眠商法」です。

栗東市の記事にもあるように、何度も通うと販売員とも親しくなってしまい、商品を勧められても断りにくくなったり、そもそも効能がない商品でも本当に効能があると信じ込まされてしまうということもあるのでしょう。

もう数年前に亡くなりましたが、私の母方の祖母も一度この催眠商法に騙されかけたことあります。駅前のカルチャーセンター跡地に入居した健康器具のセミナーに毎日のように通い、醤油だとか洗剤だとかをお土産にもらって来ていたのです。よくよく聞くと、どうやら催眠商法のようだったので、行くのを止めるように家族で説得したのですが、当初はなかなか受け入れてもらえず。ただ、そうこうしているうちに、高額なマッサージチェアーを購入させられたなんて話が出て来て、そしてセミナー自体も突然の店仕舞い、ということで祖母に実害は発生しませんでした。

特に地方都市では、空き店舗も多く見られますので、このような催眠商法が進出してくる余地が大きいと言えるでしょう。

市の広報紙による注意喚起もやり過ぎということはないでしょうから、継続的に記事にして欲しいテーマだと思います。

  • [著者]島根大学研究機構戦略的研究推進センター特任助教、東京大学大学院情報学環交流研究員 本田正美
  • [参考]広報りっとう 2016年9月号

提供:マイ広報紙

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