[岡山・津山市]【働く女性の注目記事】緑の力で夏を涼しく、グリーンカーテンの効果 (2016/7/28 菅田亮子)
この記事は「広報つやま平成28年8月号『「グリーンカーテン作品展」写真作品を募集します』」を紹介し、コメントしたものです。
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近年よく耳にする「グリーンカーテン」。窓や壁にネットを張ってツル性の植物を這わせるもので、夏の室内の暑さを和らげるとされています。おなじみの植物はアサガオやゴーヤ、キュウリなどで、花を楽しんだり実を収穫したりといったおまけもつくとあって、育てていらっしゃるお宅も多いのでは。ほかにも、見た目のインパクトがおもしろいヒョウタンや、かわいらしい紙風船のような実がたくさんつくフウセンカズラも手間がかからないので初心者におすすめだそうです。
その効果のほどですが、植物の葉が直射日光を遮ることにより室内の温度を下げる効果、葉から水分が蒸発することで周りの空気を冷やす効果と、室内外にクールダウン効果をもたらしてくれるとのこと。ある調査によれば、グリーンカーテンでおおった建物では、窓際で気温が1.7度、部屋の真ん中で3.8度も下がったといいますから、これは侮れませんね! そしてグリーンカーテンを育てる家が街なかに増えていけば、街全体の省エネにつながって見た目にも涼しさアップです。
そんなことを考える自治体が実際にあるとみえて、岡山県の津山市では、この夏育てたグリーンカーテンの写真を募集中だそうです。市内に在住、在勤の方または市内の学校などに限られますが、応募作品は市役所の市民ロビーで展示されます。「我こそは」ならぬ「我がゴーヤこそは」という方々の見事なグリーンカーテンの写真展、想像するだけでも楽しい企画です。
ところで、グリーンカーテンの管理には正しい知識も必要です。ツル性植物にはこまめな水やりが欠かせないこと、秋になって枯れたあとはきちんと処分しないと火災の際に危険なことなど、ポイントを押さえてわが家にみずみずしい緑を取り入れましょう。
- [参考]広報つやま平成28年8月号