[山口・周南市]市公式フェイスブックで、ゆる~く故郷とつながる! (2016/6/20 あんびるえつこ)
この記事は「広報しゅうなん 平成28年6月15日号『市公式フェイスブックの紹介 「日刊 共に。」始まります。』」を紹介し、コメントしたものです。
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つい数か月前、フェイスブックで偶然見つけた「横須賀くらぶ」というグループにメンバー登録しました。事務局は横須賀市経済部観光企画課内。管理はこの事務局ですが、メンバーが横須賀のいろいろな写真を投稿してくれます。久しぶりに見る故郷の懐かしい風景やら、知らなかった新スポットやらが満載で、見ているだけで、なんだか心がほっこりします。
山口県周南市には市公式フェイスブックがあると、『広報しゅうなん 平成28年6月15日号』に紹介されていました。この7月からは、新コーナー「日刊 共に。」が始まるとのこと。これは市民がメッセージボードに街への思いを書き、写真つきで登場するコーナーだそうです。今、住んでいる人が参加できるだけでなく、故郷を離れた人にとっても、懐かしい顔に出会える、楽しい企画です。
同市の公式フェイスブックは、ほかにも昔懐かしい写真と現在の写真を比較して街の移り変わりを紹介したり、広報紙で紹介できなかったイベントや直前情報などを届けたりしているのだそう。
紙媒体である「広報紙」は、紙面が限られていて、掲載できる情報には、どうしても限りがあります。一方、フェイスブックなどは発信できる情報量がぐっと増えますから、周南市の公式フェイスブックのように、紙面に掲載できなかった情報なども取り扱うことができる、というわけです。
また読者も、「広報紙」はマイ広報紙のような形で発信しない限り、配布範囲に限定されています。対して、フェイスブックの読者は日本全国、いえ、もしかしたら世界かもしれません。そう考えると、フェイスブックで行う市の広報は、「ミニコミ」ではなく、まさに「マスコミ」。しかもフェイスブックの特性から、「横須賀くらぶ」のようなインタラクティブな交流も可能です。これを自治体のファン獲得に生かさない手はないかもしれません。
実は、私がフェイスブックでつながっているのは、故郷・横須賀市だけではありません。以前、訪れた山口県柳井市。白壁の、そしてその白壁を守る人たちのファンになってしまった私は、「柳井市観光ボランティアの会」もフォローして、時々、茶臼岳や軒で泳ぐ金魚を見て癒されています。
フェイスブックなどのSNSは、故郷との縁、一度訪れた縁、興味を抱いたといっただけの縁…といった、ちょっとしたきっかけでもつないでいく、いろいろな可能性を秘めていそうです。私もさっそく周南市の公式フェイスブックに「いいね!」をプチッ。これで周南市ともつながりました!
- [筆者]「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事 あんびるえつこ
- [参考]広報しゅうなん 平成28年6月15日号