［新潟・糸魚川市］【働く女性の注目記事】本日は処分DAY！ （2015/12/23 川瀬朔良）
この記事は「広報いといがわ おしらせばん NO.258（平成27年12月10日号）『不用品ゆずりあい情報 掲示板』」を紹介し、コメントしたものです。
◇ ◇
本日は処分DAY[で良（い）い]！
一年、あっという間に過ぎていきます。気が付くともう年末です。12月のこの時期には普段忙しく働いている我々も大掃除をしたいと思うものです。断捨離や片付けの魔法などでも注目された「持ち物を必要物のみにする」という方法は、大掃除をしたり、遺品を整理したり、引っ越しの準備をしたりすると「はあ、必要物だけあれば良いのだな。そのとおりだな」とつくづく思います。そして「なぜ、こんなに物が増えたのだろう、使うものだと思って買ったはずなのに」と処分するときに気が付くわけです。
この不用品は“ゆずりあえば”良かったのです。そんなとき「不用品ゆずりあい掲示板」が活用できます。聖書にこんな一節があります。「受けるより与えることが幸福である」
一年間、一生懸命働いて、その労働の報酬（対価）として得た金で買った物品を、不要になったからという理由でサクッと捨てるのはなかなか難しい行動です。それならば「これはまだ捨てるにはもったいない。この品物を活用してくれる人がいるのなら譲りたい」と思いますよね。そうすれば、譲った側も譲られた側も両者がきっとハッピーになれます。
また、このゆずりあいは、地域内の潤滑油になると思います。とても深刻な状況ですが、日本は主要七か国でも高い水準の１００万人超のうつ病患者がいます。うつ病になる原因としては、様々な事柄が関与していますが、無職・独居・生活保護受給などの苦しい現実があるようです。過疎や消滅都市の話題も聞きますが、だれでも人とつながりあっている、支えられている安心感が必要ですし、助けあうことがだれかの命を支えあって明るい未来に向かって一歩ずつ前に進む力になっていけると思います。
不用品は、地域の中で必要としている人へ渡っていくことで、ゆずりあう精神とともに、あたたかな交流が続いていくと考えました。
一年一度、記念日風に「本日は処分DAY[で良（い）い]！」を決めて、与える幸福感を味わってみませんか。
