[東京・青梅市]【働く女性の注目記事】ヘルプカードって何だろう? まず知る、気づくことから始めよう。 (2015/12/17 菅田亮子)
この記事は「広報おうめ 平成27年12月1日号『ヘルプカードをご存じですか?』」を紹介し、コメントしたものです。
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広報おうめ12月1日号に、こんな問いかけがありました。
「ヘルプカードをご存じですか?」
…知りませんでした。調べてみると、障がいのある方が緊急連絡先や必要な支援内容などを記載して携行するカードで、困った時や災害時、周囲に助けを求めるため提示するものだということです。
このSOSを発している障がい者の方に出会ったらどうすればいいでしょう? まずは「どうしましたか?」と声をかけること。駅で道に迷っている人、視覚が不自由で雑踏での移動が危険な人、災害が起きていることが理解できない人など、障がいの種類は様々です。ゆっくり話す、または筆談で必要な手助けが何なのか知り、手を貸しましょう。カードに書かれた連絡先に電話をしたり、駅員や交番に取り次いだりといった、ちょっとしたことでいいのです。特に災害時は、例えば普段なら電光掲示板から得られる情報が音声に替わることで、的確な情報が得にくくなる人がいます。こんな時わかる形で伝えたり、一緒に避難を、と促したりすることが大きな助けに。これらの行動は、専門知識がなくても十分できることではありませんか?
私にとって、カードの存在を知らなかったことはショックでした。でもそれ以上に「自分にもできることがある」ということは大きな発見でした。助けが必要な人がいると知り、気にかけるだけで、より多くの人にとって暮らしやすい世の中になるのですね。
ヘルプカードは市区町村ごとに作成、配布していますが、まだ導入していないところも多いようです。できるだけ早い普及と、一人でも多くの人に知ってもらうことが重要だと思います。