[茨城・水戸市]募集 第4回中学生交流会「みんなDEしゃべりケーション」 (2015/11/17 金井茂樹)
この記事は「広報みと平成27年11月1日号『明日への架け橋未来の水戸を担う青少年・若者を健やかに育む』」を紹介し、コメントしたものです。
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インターネットで子どもたちの自由時間の過ごし方について検索すると、文部科学省の報告書をはじめ、自治体、民間企業などが実施した調査結果が数多く表示されます。それらをみると、最近の子どもたちの自由時間の過ごし方には、インターネットを利用する時間が年々増加していて、子どもたち同士がかかわる活動が減少傾向にあるという特徴がわかります。こうした状況のなかで、多くの自治体では青少年同士や地域の人たちと交流を持てるような機会をつくることが目標として掲げられ、さまざまな事業が行われています。
今回は、青少年事業を紹介する記事のなかから茨城県水戸市「広報みと」11月1日号に掲載された“募集 第4回中学生交流会「みんなDEしゃべりケーション」”を取りあげます。このイベントは、中学生が互いに理解し合い、自らが社会の一員であることを自覚し、社会参加への意欲を高めるとともに、幅広い視野を持つことを目的とする、といった内容説明がされています。「みんなDEしゃべりケーション」といった“ソフト”なタイトルのイベントの内容説明としては”かたさ“が多少気になりますが、記事のなかに“話合う内容を自分たちで考え、意見交換する”とあるように、あくまでも子どもたちが主役であり、子どもたちに主体的に考えてもらい、何かを感じとってもらうことを意図したイベントだと推測されます。イベントの開催時間も午前9時30分から午後4時までと丸一日となっていますので、他の学校の生徒とも仲よくなれる絶好のチャンスだと思います。
最近は、職場体験や地域行事への参加など中学生が地域の人たちと交流する機会も増えてきていますが、同じ地域の異なる学校に通う中学生同士はなかなか交流の機会がありません。このようなイベントは子どもたちにとって有意義な時間になると思います。
☆今回紹介した茨城県水戸市のマスコットキャラクターは「みとちゃん」です。
- [筆者]「自治体広報広聴研究所」代表、公共コミュニケーション学会会員、元自治体職員、東京都在住 金井茂樹
- [参考]広報みと平成27年11月1日号