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[島根・松江市]マイ広報紙はふるさと納税と親和的!? (2015/11/6 本田正美)

 この記事は「市報松江 2015年11月号『平成26年度 ふるさと寄附金活用事業の報告』」を紹介し、コメントしたものです。

◇        ◇

 今回取り上げるのは、松江市のふるさと寄附金活用事業(ふるさと納税)に関する記事です。

 この記事では、松江市の平成26年度ふるさと寄附金活用事業の報告がなされています。平成26年度は、クレジット払いの導入など寄附手続きの利便性向上や返礼品目の充実で寄附金額が急増しており、前年の約2000万円から約6200万円まで寄付金額が増えているとのことです。平成27年度も寄附手続きの簡略化や返礼品目の一層の充実によって、さらなる寄付金の獲得を目指しているようです。

 私の所属する島根大学が所在している松江市。ふるさと納税は、宍道湖や中海などの自然景観、自然環境の保全、松江城を中心とした城下町のまち並みなどの歴史的景観の保全、文化伝統の継承に活かされ、観光や産業の振興につなげていくことが予定されています。

 この記事は、昨年度の事業報告の記事ですが、本年度の宣伝も兼ねています。本年度の事業の概要や返礼品の一覧が掲載されているパンフレットは、松江市のWebサイトから入手可能です。

 マイ広報紙は、自治体の担当者であれば記事を事後に編集できる機能が追加されました。この事業報告の記事にも、このパンフレットへのリンクを追加するなど、新たな取り組みが可能となったのです。

 マイ広報紙に掲載されることで、その記事は全国に届く可能性があり、「松江市ふるさと寄付 広報紙」で検索をすれば、上位にも表示されます。これまで広報紙は市内の住民向けの情報発信の主な手段だったわけですが、いまやこうして全国民への情報発信も可能とする手段にもなりつつあるのです。

 マイ広報紙のような仕組みが整えられることで、こうして広報紙の新たな可能性が開かれていくと言えるでしょう。

  • [著者]島根大学研究機構戦略的研究推進センター特任助教、東京大学大学院情報学環交流研究員 本田正美
  • [参考]市報松江 2015年11月号

提供:マイ広報紙

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