[福井・鯖江市]さばえ街なかスゴロク (2015/9/30 公共コミュニケーション学会 広報紙オープンデータ研究会 自治体広報担当)
この記事は「広報さばえ平成27年10月号通常版『さばえ街なかスゴロク』」を紹介し、コメントしたものです。
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タイトルを見て、なんだかワクワクした気持ちになるのは、私だけではないのではないでしょうか。
スゴロク。よく雑誌の付録に付いていた覚えがありますが、家族や友達と一緒に、サイコロを振って、マスを進めてという感じで遊んでいました。徐々に、ルーレットを回すボードゲームやテレビゲームとして遊ぶようになってきていますので、実際にサイコロを振っていたというと世代的なものが分かってしまうのかも知れませんね(^^;
さて、鯖江市の「さばえ街なかスゴロク」は、商店街を舞台にスゴロクをするという企画です。150組のグループがスゴロクシートをもって、サイコロを振って出た目のお店に移動し、そのお店のお題にチャレンジ・クリアしていくというもの。
その過程では、当然、いままで行ったことがないお店に入り、お店の人と会話しながら進めていくことになります。
近年では、商店街の専門家に話を聞いたり、何かを習ったりする「まちゼミ」という取り組みも行われています。専門家ならではの知識やコツを教えてもらうことで、商店街のお店の方とコミュニケーションを取りますし、その過程で信頼関係ができたり、商店街に行く機会も増えたりします。
私などは、日常的に行くお店が電気屋や本屋、コンビニと決まっていて、そんな人がこのスゴロクに参加することで、自分が知らないお店、いままで興味がなかったお店に行く機会となります。さらに、お店の人と話をして、お題を解くことで、新しいことに興味を持つきっかけになるかもしれません。
商店街を元気にする企画であると共に、参加する人にとっては「自分発見の旅」スゴロクであるのかもしれないなと感じました。
- [筆者]公共コミュニケーション学会 広報紙オープンデータ研究会 自治体広報担当
- [参考]広報さばえ平成27年10月号通常版