[兵庫・宝塚市]下水道施設見学ツアー参加者募集 (2015/9/18 本田正美)
自治体の広報広聴の一環として、施設見学ツアーを実施する例が各地で見られます。見学先としては、上下水道施設、清掃工場などがあり、日ごろ市民の目に直接触れない施設への見学を通して、各種事業への理解を促進するとともに、市民からの意見を得る機会が設けられているのです。
今回紹介するのは宝塚市の下水道施設見学ツアーです。
記事にもあるように、9月10日は下水道の日です。この日には全国各地で下水道事業に関する啓発活動が行われており、宝塚市でもこの日に下水道施設見学ツアーが企画されているのです。
このツアーは参加費無料で、市の準備したマイクロバスに乗って、武庫川下流浄化センターに見学に向かいます。定員は先着20名となっていますので、それほど大規模なツアーというわけでもなさそうです。
少し気になるのは、申込期間が9月1日から9月9日と短めなことです。事前に別途募集が行われていたのかもしれませんが、9月号の広報に掲載され、この申込期間の短さとなると、広く市民に周知して参加を得ることは難しそうです。
武庫川下流浄化センターは尼崎市・西宮市・伊丹市・宝塚市の下水処理を担う施設で、尼崎市内にある施設です。場所が尼崎市の臨海部にあり、普段は足を運ぶような場所ではないので、このような施設見学の機会は貴重なものです。
私たちの生活を縁の下で支える施設ですので、一人でも多くの市民が一度は見学の機会を得るというのが理想でしょう。そのために、広報紙以外にも様々な手段が活用されて、一人でも多くの市民がツアーの実施を知り、参加を検討してほしいものです。
- [著者]島根大学研究機構戦略的研究推進センター特任助教、東京大学大学院情報学環交流研究員 本田正美
- [参考]広報たからづか 平成27年9月号