林市長、3選出馬を表明 (2017/6/15 タウンニュース)
IR誘致は白紙強調
横浜市の林文子市長(71)が任期満了に伴う横浜市長選挙(7月16日告示、30日投開票)に3選を目指して立候補することを6月6日の市会本会議で正式に表明した。
林氏は本会議の中で任期中の成果として、2016年の市内観光消費額が過去最高を記録したことや横浜が開催地に含まれる19年ラグビーW杯、20年の東京五輪・パラリンピックへ向けた機運が高まっていることなどを挙げた。その後の会見では「くらしの安全・安心、市民に寄り添う政策を進めたい」と語り、待機児童解消や女性が働きやすい環境づくりなどに引き続き取り組む意向を示した。カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致については「今はまったく判断に至っていない」と白紙を強調。争点は「2期8年間の評価と次の4年間をどうするか」とした。
林氏は自動車販売会社の社長やダイエーの会長などを経て、09年の市長選で初当選。13年に再選を果たした。過去2回と同様に無所属で出馬予定。林氏の依頼を受け、自民党と公明党県本部は推薦を決めた。民進党は、一部に同党市議を擁立する動きがあるものの、党県連は誰も推薦せず、自主投票とする方針を決めた。
市長選には、元衆議院議員の長島一由氏(50)が1月に無所属で立候補する意向を示している。(6月12日起稿)
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