オランダ政府がケニアへの開発援助を停止、2020年から通商パートナーへ (2016/9/29 The Povertist)
オランダ政府がケニアへの開発援助を2020年で停止する。昨今の目覚しい経済成長を踏まえて、「通商関係(Trade Partner)」とすることが表明された。
ケニヤッタ大統領は兼ねてより、「援助依存からの脱却」を唱えており、オランダの撤退もこうした流れに呼応したと見ることができるかもしれない。
オランダはケニアの独立以来援助を続けてきたパートナーであり、2011年の援助額は150億円だった。
参考記事
Kenya won’t need our aid in four years, says Netherlands
No Dutch aid for Kenya after 2020, minister tells parliament
-
Author: Ippei Tsuruga
The Povertist編集長。国際協力機構(JICA)を経て、国際労働機関(ILO)社会保障政策担当官。開発途上国の貧困問題と貧困層向け社会政策のスペシャリスト。
- 関連記事
- 日本、飢餓解消に向け国連WFPが活動しているアフリカ10カ国へ支援!栄養分野で連携強化を目指す!
- 途上国の災害緊急援助をAmazonで注文・配送したらどうなるか?
- TICAD VI閣僚級準備会合がガンビアで開催!市民社会・NGOの取組みを追う!
- 質の高さは「AIIBとは対照」?日本のメコン諸国支援 「中国との影響力争い」と海外
- ODA新大綱、海外も他国軍支援に注目 “中国への対抗のため”と報道