スマホのセキュリティ 電力自由化と合わせてプラン見直しを (2016/3/7 ESET セキュリティブログ)
今年4月からの電力小売り自由化に伴って、スマートフォンの料金プランも電力とセット化されたプランが出てきています。
新型のiPhone 5se/iPad Air 3(仮称)もそろそろ登場か?と噂されており、スマートフォンの機種変更やプランの見直しを検討される方も出てきていると思います。
電力プランとセットで考えてみる
電力とのセットプランを考える場合は、同じ系列企業の携帯プランと電力プランを組み合わせたほうがメリットが出やすい傾向にあります。
例として、今のスマートフォンのプランに電力プランを組み合わせた主要な割引プランを見てみましょう。
NTTドコモは現時点(2月15日時点)で電力とのセットプランは発表されていませんが、電力利用に応じて「dポイント」で連携を検討しているようです。
KDDIは、auのスマートフォン・携帯電話と「auでんき」を合わせて利用すれば、毎月の「auでんき」の利用料金に応じて最大5%相当が「au WALLETプリペイドカード」へのチャージ入金のかたちでキャッシュバックされる「auでんきセット割」を発表しています。
ソフトバンク 「バリュープラン」では、支払う電気料金に応じてTポイントが1000 円につき5ポイント付与されます。
スマートフォンの契約プランを考え直すときに、契約期間を考える
スマートフォンのプランを考えるときには、最初に契約したときのプランをあらためて見直すことをおすすめします。契約した時から利用状況が変わったり、新プランができたりして、結果的に多くお金を払いすぎている場合があるからです。
その際、契約期間が満了しているかもあわせて確認しましょう。
いわゆる「2年縛り」などで、契約期間内の解約となってしまうと、違約金が発生することがあります。
参考:「スマホの解約期間が1ヶ月しかないなんて、知っていましたか!?」
http://blog.eset-smart-security.jp/2015/01/smartphone-cancellation.html
格安SIMを提供しているMVNOのプランでは、オプションのセキュリティが割高になっていたり、解約時に違約金が発生することもあります。
もしタイミングが合うのであれば、契約期間満了にあわせてプランを変更するのがベストです。
契約プランと一緒にセキュリティも考える
スマートフォンが1台のみで、WindowsやMac、他のスマートフォンなどを利用しない場合は、携帯キャリアのオプションプランでセキュリティを追加すると、少額でセキュリティプランを付け加えられます。
○NTTドコモは、マカフィーと連携した「あんしんネットセキュリティ」プランがあります。
200円※/1か月(1年換算・税込2520円)
○auは、トレンドマイクロ(ウイルスバスターモバイル)と連携した「安心セキュリティパック」プランがあります。
300円※/1か月(1年換算・税込3888円)
○ソフトバンクは、マカフィーと連携した「スマートセキュリティ powered by McAfee®」プランがあります。
300円※/1か月(1年換算・税込3888円)
(※印は税抜価格。)
しかし、これらのオプションプランはスマートフォン1台持ちの場合を単純に計算したもので、セキュリティ面で「機能充実」とはいきません。
WindowsやMac、他のスマートフォンなども含めて複数台持ちの場合や、3年ぐらい利用する場合は個別にセキュリティソフトを導入した方がお得になる場合があります。
例えば、ESETファミリーセキュリティだと、利用数1台では1年間3456円(税込)ですが、5台までだと1年間6264円(税込)となります。
3年契約だと、利用数1台で5184円、利用数5台で7344円となります。
※3年契約はキャンペーンでさらに安くなる時期もあります。
「備えあれば憂いなし」だけじゃない、セキュリティは自分で守る
「ちゃんとお金払ってセキュリティソフトも入れたし、もうセキュリティは完璧」と思っている方、ソフトウェアに頼るのではなく、本当の安心は、普段の心構えによって得られます。
何かの手違いでスマホを紛失してしまったり、思わぬ所で盗難に遭ってしまったり、という不測の事態は避けることが難しいです。 また、セキュリティソフトを入れていても、新しい手法でウイルスがやってきたり、怪しいソフトウェアを思わず入れてしまったり、という可能性もあります。
危険な事態は想定されるにしても、セキュリティソフトを導入していれば、そのような不測の事態にも最小限の被害で食い止められる確率が高いです。
「スマホのセキュリティをあらためて検証する Vol.1」
http://blog.eset-smart-security.jp/2015/10/vol1_19.html