香川県の人口集中地区でドローンを無断で飛ばした疑い、航空法改正後初の書類送検へ (2016/1/25 DRONE BORG)
香川県警は、事前の飛行許可申請が必要な人口集中地区内でドローンを無断で飛ばした疑いで、香川県高松市内の写真店経営の男性を航空法違反の疑いで書類送検する方針であることを明らかにしました。
男性は改正航空法が施行された2015年12月10日午前、人口集中地区に該当する高松市内にて、事前の飛行許可申請を行わないままドローンを飛行して落下させた疑いが持たれています。
男性は市内の高校から卒業アルバムの製作依頼を受け、校舎の空撮写真を撮影するためにドローンを利用。高松市松島町の高校近くの公園からドローンを飛行させ5分後に機体を見失って110番通報を行いました。その後、機体は公園から500メートル程度離れた駐車場に落下しているのが発見されました。
男性は過去に10回程度ドローンを飛行させたことがあり、改正航空法の施行により事前申請が必要なことも認識していましたが、国土交通大臣からの許可を受けずに飛行を行ったということです。
航空法改正後、1平方キロメートルあたり4000人以上の人口集中地区に該当するエリアで200グラム以上の機体を無断で飛行させることは禁止されており、高松市内の同地区は人口集中地区に該当していました。
2015年12月10日の改正後、改正航空法を適用するのは初の事例となります。