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【福岡】参院選 現職1名は戦線離脱、維新・みんなは共闘 (2013/04/01 ネットアイビーニュース

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 参院選福岡選挙区(定数2)における各党の候補者が出揃った。今回の選挙では、現職である民主党・岩本司氏が不出馬。少なくともひとりは新人候補者が当選することになる。

 3月末時点の立候補予定者は次の通り。自民党は、現職の松山政司氏(54)で手堅く1議席をねらう。民主党は、岩本氏に代わる公認候補を、同党県連・前代表の野田国義 前衆議院議員(54)を公募によって決定。共産党は元福岡県議の真島省三氏(50)。幸福実現党からは元学校教諭・吉冨和枝氏(53)が名乗りをあげている。

 新興勢力である日本維新の会は党の設立大会を開いた3月30日、元民放記者・吉田俊之氏(56)の公認予定を発表した。また同日、同党福岡県連が設立され、代表に河野正美衆議院議員が就任。参院選を視野に地方組織の拡充を図る構えだ。みんなの党は吉田氏を推薦する形で選挙協力を行なう方針。同日夜、吉田氏は北九州市に拠点を置くみんなの党・佐藤正夫衆議院議員の国政報告会に出席し、共闘体制をアピールした。

 なお、みんなの党が、同選挙の候補予定者として先に発表していた古賀輝生氏(49)は全国比例に回る。古賀氏は30日、福岡市で開かれた福岡市議の勉強会で、集まった有権者に対して福岡を拠点に活動していく考えを示した。

 現職1名が抜けて行なわれる今夏の参院選・福岡選挙区は、ねじれ解消を目指す自公、党の存亡をかけた戦いに挑む民主党、勢力拡大をねらう日本維新の会・みんなの党などの間で激戦が予想される。インターネット選挙運動が解禁される初の大型選挙でもあり、注目するべき点は多い。

【山下 康太】

提供:ネットアイビーニュース

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